Tableau 2019.1 新機能紹介:ダッシュボードをPowerPointにエクスポートできるようになりました #tableau
はじめに
どうも。DI部@大阪オフィスのtamaです。
Tableau DesktopおよびTableau Serverの2019.1がリリースされました。どんどこ新機能を触っていきたいと思います。
今回は「PowerPointにエクスポート」機能を紹介します。
概要
読んで字のごとく、作成したビューやダッシュボードをパワポ形式にエクスポートできる機能です。
従来、Tableauには「ストーリー」という機能があり、これを使ってプレゼンを行うことができます。しかし、企業戦士な皆さんの中には、のっぴきならない理由でプレゼンはPowerPoint以外認められない…というような時もあるのではないでしょうか。そんな戦士な皆さんににとって、心強い機能が登場したと思います。
ちなみに、この機能はTableau DesktopでもTableau Serverでも実行できます。
Tableau Desktopでやってみる
Vizを用意する
せっかくなので、物凄く複雑なVizで試してみたいと思います。
Tableau Desktopで開く
ワークブックを開きます。
どこからエクスポートするんだって話ですが、画面上部メニュー「ファイル」→「PowerPoint形式でエクスポート」でいけます。
しかし、その前にVizのサイズを適切なものに変えておきましょう。ダッシュボードの「サイズ」からパワポ用のサイズを設定します(ちょっと全体的にデザインが崩れちゃいましたが、今は気にしないでおきます)。
パワポを確認
こんか感じになりました。
どうやら、そのワークブックに入っているダッシュボード全てがエクスポートされるようです。ちなみに、1ダッシュボード1スライドのようです。ダッシュボードサイズをパワポ用にものにしておくと、スライドにぴったり合う形となりました(他のダッシュボードは違うサイズなので空白ができている)。
当たり前ではありますが、ダッシュボードの画像がスライドに貼り付けられる形となります。さすがにパワポ上でVizをぐりぐり操作することはできないのでご注意ください。
Tableau Server(もしくはTableau Online)
Tableau ServerやTableau OnlineにパブリッシュされたVizも、PowerPointにエクスポートすることができます。
こういう時は、いつもTableau Serverで検証してますが、今回は気分を変えてTableau Onlineでやってみます。Tableau OnlineでVizを開きます。そして、画面上部「ダウンロード」を選択し、エクスポートメニューから「PowerPoint」を選ぶだけです。
出てくるものはTableau Desktopの時とほとんど同じですが、最初のスライドのタイトルがリンクになっており、Tableau Online上のURLが埋め込まれています。
ビュー単位でのエクスポートについて
今まではダッシュボード単位のエクスポートを見てきましたが、ビュー(ワークシート)単位でのエクスポートはどうなのでしょうか。試してみたところ、下記のような結果となりました。
- Tableau Desktopはビュー(ワークシート)を開いてエクスポートしても、そのワークブックに存在する全ダッシュボードと全ビューがエクスポートされる
- Tableau Online(もしくはTableau Server)は、ビュー(ワークシート)を開いてエクスポートすると、そのビューだけエクスポートされる
ストーリーのエクスポートについて
ストーリーをエクスポートするとどうなるのかも見てみました(わかりやすいようにストーリーだけのワークブックを作成)。
エクスポートしたところ、ストーリーの画面自体がそのままスライドに貼り付けられる形となりました。
おわりに
Tableau × PowerPointな機能を紹介しました。今の所は画像がスライドに貼り付けられるというシンプルな機能ですが、ストーリーで設定したストーリーポイントが、そのままプレゼン資料みたいになったら、もっと嬉しいですね。